お歳暮のお礼状を出す時期は?正しい書き方と文例を紹介!
会社の仕事内容や規模にもよりますが、
年末になると会社には続々とお歳暮が届き始めます。
お礼状を担当するのは事務員さんが多いと思いますが、
年に何回もあるわけでは無いので覚えるのも大変でしょう。
そんな時には、前任者の残している資料や先輩から
教えられた事を控えておき次からは自分で出来るようにしておきましょう。
お礼状にもマナーがあります。
あなたがお歳暮に対してのマナーを守り、
しっかりと対応する事で自社の信頼度もアップする事でしょう。
お歳暮を頂きました。さてお礼状を出す時期は知っていますか?
お歳暮が届いたらその日のうちにお礼状を出すのが理想的です。
しかし、忙しくて中々当日には作成できない事もあります。
そんな時は、遅くとも3日以内には先方へお礼状が届くようにしましょう。
贈った側からすると、お礼状が届かないと
きちんと届けられたのか心配になってしまいます。
親しい間柄の相手ならば、
届いたその日に電話で届いた事とお礼の言葉を伝えるのも良いでしょう。
そして、お礼状を送ればより丁寧な対応となります。
本来、お歳暮に対しての”お返し”は不要とされています。
なので、お礼状を出すことが一般的にはマナーとされています。
お歳暮自体が「年内に贈る物」とされているので、
もちろんお礼状も年内でお返しする方が良いでしょう。
しかし、受取りが12/20を過ぎていた場合は1月に入ってから先方へ送ります。
その場合は「寒中見舞い」として送りましょう。
年末の忙しい時期にお礼状は出さないのがマナーです。
お歳暮のお礼状、失礼に当たらない書き方は?
まずは手書きか入力かです。
これはどちらでも問題ありません。
自分がやりやすい方で感謝の気持ちをしたためてください。
次に手紙かはがきかです。
こちらも決まりはありません。
ただ、会社からのお礼状は大体はがきとされています。
社長自らが手書きでお礼状を書かれる事はまれでしょう。
事務員が代筆するのは相手に対して失礼になります。
親しい間柄の相手ならば、近況報告等
書きたい事もたくさんあるはずですので手紙にされる場合が多いようです。
最後にデザインです。
手紙でもはがきでもデザインには
季節の花や時期のわかる挿し絵などを入れると良いでしょう。
しかし、大きな柄や濃い色彩は文章が見づらくなるのでなるべく避けてください。
ワンポイントの物やあらかじめポイント印刷された紙を使う事が望ましいです。
いくら感謝の気持ちを表したお礼状でも、
受け取った側は文章だけだと殺風景に感じてしまいます。
温かみのあるお礼状が送る側も送られた側も気持ちが良いはずです。
会社から出すお礼状は毎年文面は変わらず
絵を入れ替えて使われている場合が多いです。
担当して初めての年は作成後、
上司にチェックしてもらってから投函する方が安全でしょう。
個人の物ではなく会社を代表して作成するものなので、
ミスの無いように緊張感を持ってください。
お歳暮のお礼状の文例をご紹介します。
お礼状には必ず「品物を受け取った事」とそれに対する「お礼」を入れます。
必要な文言は下記の通りです。
[全体の流れ]
・頭語(拝啓)
・時候の挨拶(季節を表わす言葉)
・日頃お世話になっているお礼を述べる
・お歳暮のお礼を述べる
・先方の体調を気づかう言葉や発展を祈る言葉など
・結びの言葉
・結語(敬具)
(例)
拝啓 師走の候 貴社におかれましてはますますご清祥の事とお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこのたびは結構なお品を頂戴致しましてありがとうございました。
謹んで拝受させて頂きます。
まだまだ寒くなって参ります。皆様どうぞご自愛ください。
略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。
敬具
会社宛てに一般的に使われている文面は(例)のようなものが多いです。
文章に多少肉付けをしたり言葉を入れ替えたりして、
会社独自のお礼状を作成しましょう。
気をつける点
・会社宛てには「貴社」、個人宛には{○○様」と表現を使い分ける
・宛名の書き方に注意する(役職が付いている相手に送る際など)
・二重敬語などの言葉の使い方に注意する
まとめ
日頃何気なく使っていますが、日本語は本来難しい物です。
正式な文章を作成する際などは送り先、送る目的等によって
言葉遣いが変わってくる場合があります。
個人で作成するものでは無い場合は特に注意が必要です。
マナーを守らずずさんな対応をしていると会社の信用にも関わってきます。
お歳暮の送り状に関わる人はほんの一握りしかいません。
最初はみんな知識が無い状態から始まるのです。
わからない事は積極的に聞いたり調べたりして覚えてください。